アレルギーっ子を連れての海外旅行について色々調べてみましたが、「現地では極力、食べない」を前提に「持参したものを食べる」というような内容で書かれた記事が多かったのが印象的です。
小さいお子さんならそれでもいいと思うんですが、食べ盛りの中学生だし、食事を楽しんでもらいたいという想いから、我が家は「出来るだけ現地で食べる」「どうしても、難しいものは持参したもので対応する」というスタイルで海外旅行に行きました。
海外旅行に向けて準備したことや、実際に行ってみて起こったことを書いています(^^)
※アレルギーについての考え方や対応は人それぞれです。
私の考え方を話した上で記事を書くことで考え方が近い方に参考にして頂ければと思います。
①我が家のアレルギーについての考え方
(↑↑今、この記事↑↑)
(準備中)②海外旅行保険の話
③アレルギーカードの作成
(準備中)④Google マップの活用
(準備中)⑤エピペンの取り扱いについて
⑥持ち物(日本食と緊急時対応用品)
(準備中)⑦実際にタイで食べたもの
初めての海外旅行
出発の2週間前に決まった初の海外旅行!
私の弟に誘ってもらって、長男がお世話になったタイ人の家族に会いにタイへ!

長男だけは海外に行ったことあるけど、私と次男、三男は初の海外旅行♪
次男の乳製品アレルギー
次男のアレルギーがどの程度かというと・・・
牛乳なら0.004ccでアウト。
かなり敏感に反応してしまいます。
11才の時に初めて「牛乳」そのもので負荷テストを受けました。
誤食などでアナフィラキシーの経験が何度もあるので、牛乳そのものでの負荷テストの許可がおりない。正確にはしても良い結果にはならないと言われたけど、子供だけで食事をする機会も出てくる頃なので「どの程度NGか確認」の意味で受けた負荷テスト。
慎重に慎重を重ねて、アナフィラキシーを想定してナースステーション横の部屋で、注射も処方してもらって開始しました。(ルート確保の点滴してから〜って言われたけど、次男の猛烈な拒絶でそれはお断りしました。笑)
0.001cc、0.003ccと進んだところで喉の違和感と蕁麻疹がではじめたので負荷テストは終了しました。
他にもアレルギーのコミュニティで知った乳不使用のチョコでアナフィラキシーを起こしたり。
(このチョコ以外に原因が無い状況だったので、保健所や消費者センターに連絡して乳を微量に含む製品であることが分かり、リコールがかかりました。)
ちなみにアレルギーを示す数値(IgE)は正常値。
乳に関する項目のアレルギー検査の数値も低め。
数値がアテにならないタイプのアレルギーっ子です。
我が家のアレルギーに対する考え方と付き合い方
かなり敏感なセンサーを持っている次男ですが、家族は乳製品を食べます。
家の中に持ち込まないとか専用の食器を用意するとか、そういったことは一切していません。
小さいうちに寛解すると思ってたのと、そういう細かいことは私が苦手なので(^^;)
主治医の先生も「食べられるものは食べて。無理だったらすぐに病院に来ればいいからね。」というタイプでした。
(症状の出方がひどいのでさすがに故意に食べることはしませんが。)
一歩外に出たら、食器まで専用とか、友達も乳を食べないとか、そういう訳にはいかないので、過度な対応はしないことにしています。
みんながショートケーキ食べてる時は和菓子食べたりしてました。
わざわざ、似せたものを作ったりはしませんでした。
これはズボラな私の性格ではなく、理由があります。
アレルゲンフリーのケーキを食べて「ケーキが食べられる」と勘違いするのを避けるためというのが大きな理由です。
それに、ケーキはやっぱり乳製品だから美味しいと思うんです。
似せるために使った添加物も気になります。
アレルギーっ子のための製品って意外に添加物が盛りだくさんなこともあるし、超割高だったり、そして美味しくなかったり。
そんな訳で、我が家では特別アレルギーっ子のための対策はあまりしてません。
他の兄弟の食事まで制限するのも嫌なのもあります。
普段みんなで食べる食事は基本的に乳は使いません。
和食中心なので元々乳成分を含むようなものは少ないです。
中学生のアレルギーっ子の海外旅行に向けて準備したこと
前置きが長くなりましたが、そんな次男を連れての海外旅行。
事前に準備したことを紹介していきます(^^)
渡航先の食事事情(アレルギー表記)について調べる
「そもそも食べられるものがあるのかどうか」ですよね。
①アレルギー表記はどうなってるの?
↓↓タイでは下記の項目の表示が義務付けられています↓↓
・グルテンを含む穀物(例:小麦、ライ麦、大麦、オーツ麦、スペルト小麦、またはこれらの穀物の交雑株)
・甲殻類および甲殻類製品(例:カニ、エビ、シャコ、ロブスター)
・卵および卵製品
・魚および魚製品で
・ピーナッツおよびピーナッツ製品
・大豆および大豆製品
・乳および乳製品
・アーモンド、クルミ、ペカンなどのナッツ類およびナッツ製品
・10 mg/kg以上の亜硫酸塩
文字が一番心配ですが、きちんとパッケージされていて食品表示のラベルの貼ってるものは英語で表記されています。
【食品アレルギー情報:Information for food allergy】
【〜を含む:Contains〜】
【〜を含む可能性がある:May contain〜】

農林水産省のページの各国の食品・添加物等の規格基準「タイ」のページで詳しく確認できます。
食品表示のある商品なら確認することができますが・・・
全く読めないタイ語と苦手な英語の羅列の中からこの表記を探し出して確認するのはとっても大変だし、結構不安だけど、なんとかできました(^^)
②タイ料理には乳製品を使ってるの?
タイを代表する伝統的な料理のレシピには基本的に乳製品を使いません。
乳製品の代わりというわけでは無いと思いますが、ココナッツ製品が多く、ココナッツオイル、ココナッツシュガー、ココナッツミルクなどを使っていることが多いです。
インドネシアやフィリピンなど近隣国の生産量が多いからかな?
(タイのココナッツの生産量は多くはないようです)
乳製品は「一般的に」とか「文化として」使ってないだけで、実際に使われていないわけではありません。
実際、乳製品が好まれているのか、特に牛乳やヨーグルトはスーパーやコンビニでたくさん売られているのを見ました。
ヨーロッパのように伝統的に使われているものではないので「乳製品は比較的使われていない」ですが、必ず確認は必要です。
日本で食品表示が義務付けられている特定原材料の7品目(卵、乳、小麦、えび、かに、落花生、そば)のうち、タイでよく使われているのはえび、カニ、落花生です。この3つは圧倒的に多くみられました。落花生(ピーナッツ)は調味料の位置付けなのか砕いたピーナッツが色んな料理に使われていました。
③タイ料理は辛くて食べれないかも?
そもそも、コレです。
アレルギーっ子の次男っていうよりも、子供達みんな・・・タイ料理を食べれるのかな?
っていう疑問(笑)
結果から言うと、ほとんど無理でした(笑)
辛いだけでなく、ハーブの香りが強いものもダメだったし、ココナッツも好きじゃないし・・・。
3人共通して食べたものはカオパットというチャーハン、バミーという小麦麺を使ったクィッティアオというタイラーメン、春巻きの3つだけでした。
焼き鳥好きの息子たちですがガイヤーンは骨が多く、お肉が硬めのものが多くあまり好まず。
おなじみの日本料理店やファーストフードを何度か利用して乗り切りました(^^)
アレルギーカードの作成
詳しくは「③アレルギーカードの作成」に書いてます。

タイ語は発音も難しく口頭で伝えるという手法は早々に諦めて(笑)アレルギーカードを作りました。
日本語、英語、タイ語の3つを書いたカードをメモ帳に貼って持って行きました。
これを作成するにあたり、ネット検索しまくっていたらfacebookグループ「食物アレルギーっ子ママの会inバンコク」のページにたどり着きました。
メッセンジャーで運営者様へ連絡させていただき「アレルギーカードの作成に協力して欲しいです」とお願いしたところ、なんと!快く引き受けてくださいました(*゚∀゚*)!
翻訳以外にも色々質問させていただきましたが、とても親身になって相談にのってくださいました。
今回、アレルギーカードがあることで食事のアレルギーで困ることはほとんど無く、現地で食事を食べることができました♪
本当に感謝です!
「ありがとうございました(^^)!」
他国に行くことがあっても同じように用意していけば安心です♪
海外旅行保険への加入
詳しくは「(準備中)②海外旅行保険の話」で書いてます。
アレルギー発作による病院の受診はは既往症と判断される場合があるそうです。
なので、「アレルギーでの受診も保険の適用範囲です。」という海外保険を選ぶ事がポイントです。
必ず、確認してから加入しましょう。
病院の場所を確認
行く予定の場所の近くにある病院を確認しておくと安心です。
保険会社が提携している病院だと、保険会社が直接やりとりしてくれるのでキャッシュレスだったり手間が少なくて済みます。
病院の場所はGoogle マップで保存しておいて一緒に行くメンバーにも共有しておきます。
「(準備中)④Google マップの活用で書いてます。

そして、ただでさえアナフィラキシー症状が出てしまったら慌ててしまうので救急車の呼び方や病院への連絡の仕方も確認しておきました。
タイの場合、
❶渋滞がすごいため救急車の到着が遅い、搬送にも時間がかかる
❷救急車は有料
だそうです。
病院のサイトを見たら、チャットでやりとり出来るようになっているところもあったのでこういうのを活用してもいいと思います。
(言語はタイ語か英語です。)
病院とのやりとりについて、病院や加入している保険会社が通訳を呼んでくれる場合もあるそうです。
保険会社は費用の保険だけでなく、現地でのやりとりについてもサポートしてくれたりするので、これも事前に確認しておくことをおすすめします。
持ち物を準備
詳しくは「(準備中)⑥持ち物(日本食と緊急時対応用品)で書いてます。
食べ盛りの中学生の食事を全部持って行くのは困難です。
現地で確実に食べれるもの、購入可能なものを調べた上で必要な量だけ持って行きました。
食べるものも大事ですが、緊急時にあったら便利なものも記載しています。
頓服などの医薬品・医療品は必須です。

エピペンの飛行機への持ち込みについてのことは「(準備中)⑤エピペンの取り扱いについて」に詳しく書きました。
他にも・・・
役に立ちそうなアプリなども事前に確認しておくとより、安心です。